新着情報
香道とは
遥かな時を超え、
香木の香りを聞いて楽しむ芸道
遥かな時を超え、香木の香りを聞いて楽しむ芸道
香道に用いる「香」は「香木」とされています。
香木は仏に供えるためのものとして伝来。平安時代には「薫物」(練り香)として貴族に親しまれました。室町時代に香木を香炉に埋めて間接的に熱を伝える聞き方となり、「香道」として江戸時代に成立しました。
様々な日本の文化的要素を含む総合芸道
香道は日本の歴史や和歌、書、花、茶と様々な伝統文化に結び付き、それぞれへの興味や世界が広がっていく日本文化に触れる入り口となり、自分の内面や心の豊かさを育みます。
歴史・書道・華道・茶道など、あらゆる文化領域が複合しているものが、「香道」です。
想像力を働かせて、「組香」を楽しむ
複数の香木を用い参加者が何番目と何番目に炷かれた香木が同じか、違うかなどを当てるゲーム的要素を含んだ組香は初めての方でも小さいお子様でも楽しめます。
テーマに沿って用意された香木の香りを情景を想像しながら聞き分けるのも楽しく、また良い香りはリラックス効果もあります。
香道三品大枝流
江戸時代、京都御所公家町で全国の神社を統括していた「白川伯王家」の初代学頭の「臼井雅胤マサタネ(香道での名前が、猿島帯刀サルシマ・タテワキ)」が、「香道御家流」を作りました。それまで公家の世界では「香」はたしなみであり、あえて「道」として伝わってこなかったものを香道として古くて由緒があるものに見せるために、三條西実隆を始祖とし、宮中に「御香所」という役所があるように語り、その後の混乱の原因を作りました。
三代目の家元、「岩田信安(出版物の著者名が「大枝流芳」)」の時に、譜代の松平家のお殿様の席を「御家流」、大商人・地主の席を「大枝流」とし、庶民の席を「岩田流」として、江戸時代の階級社会の中での同席を避け3流派にわけました。内容は同じものでした。
香道三品大枝流
家元 三品流昭
三品家の祖は第十二代景行天皇を息子を祖とする神官の家柄。景行天皇の御代、三品(さんぽん)の位を賜り「和気・別(わけ)」として東北の神官となった親王を祖としています。「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」の兄弟です。
香道では御家流宗家初代、三條西公正キンオサ(号、堯山ギョウザン)先生、二代目の堯雲先生に師事した後、「香道大枝流」の復興を目指して独立しました。
「香道三品大枝流」は、貴族の独自性を尊重する文化の流れなので、「やり方(所作)の統一」を目指しません。
「日本文化の原理を知って、やり方は自由に、表現は、上品に、雅に、より洗練されたものを目指して」が流派の理念です。
お香の会
月1回 2時間を基本に
ご参加ください
〜お香の会の流れ〜
- 「香道三品大枝流」について
- 今日の会場についてのお話、室礼・軸・花等
- 素読(スドク/古典の文章を声を出して読む)…今は『枕草子』
- 「来月の暦」の紹介
- 『歳時記』から季節の言葉にちなんだ和歌を紹介
- 「今日の香組」…『歳時記』の歌一首を選び香木の香りを聞いていただきます。
- 自分なりの「お答」を出していただきます。
- その時に、用意された言葉で答えを出すだけでなく、その言葉を使って、「短歌」を作ってみてください。物の見方を、日常的に深める、お金のかからない、脳の活性化の生活習慣です。
「お香の会」を通して
伝えたいこと
目標は「人づくり」
日本の文化を知り、多文化を知り、好奇心多く、自分をアップデートする、粋で雅な心持ちを持った「大人」の日本人になれます。
「和のマナー」を身につけることができます。
「お香の会」で、出来る限り本物に触れて、大事に扱うことを知り、本物の魅力に心を動かされる体験ができるのです。
三條西堯山先生は「香道は、情操教育の一部」とおっしゃっていました。この情操というものは「感情のうち、道徳的・芸術的・宗教的など社会的価値を持った複雑で、高次なもの」と理解し、皆様にお伝えしたいと思っています。
開催講座
香道三品大枝流 主催
「お香の会」
香道三品大枝流が主催。
お稽古・イベント予約はこちら。
王朝装束をつけての
「お香の会」
王朝装束を着て、雅な時間をお過ごし下さい。
資格講座
WEBサイトからは初級講座のお申し込みを受け付けております。
香道 お手前体験
京都で香道三品大枝流の香道体験。
出張も承っております。
夜の京都で伝統文化を嗜む 「香道 お手前・聞香体験」
京の夕べのひと時、和文化に浸ってみてはいかがでしょうか?
オンラインショップ
関連用品などを取り扱っております。
香道の道具をお求めの方はこちらへどうぞ。
直近のスケジュール
活動予定の一覧を掲載しています。