香道御家流大枝流では、「お香の会」を開催させていただいております。

京都の旧三井家下鴨別邸で開催させていただいた折に、香道のいろいろの流派の「お香の会」に参加された経験がおありの方から、ご感想を頂きました。

「こんなに、和気藹々としたお香の会は、初めてです」とおっしゃいました。

ほとんどの方が、「お香席」初体験の方たちでした。

「初体験」なのに、「緊張感」はありませんでした。

その理由を、香道御家流大枝流の「モットー」にあると考えております。

香道御家流大枝流のモットーは、

「(日本文化の、組織の、)仕組み・原理を理解し、

やり方は自由に、

表現は、上品に・雅に、

より洗練されたものをめざして!」

というものです。

日本文化・組織の仕組み・原理を踏まえたものであれば、やり方に自由を持たせた方が、いいアイディアが、生まれやすくなります。

表現を、香道御家流大枝流では、「上品に・雅に」という美的な路線を取っています。

「俗に、気楽に」という大衆路線の選択が、ありえます。

その選択は、リーダーさんに委ねられております。

香道御家流大枝流では、作っておしまい、ではなく、「より洗練されてものを目指し」ます。

大衆路線では、次々と変えていく、という路線があります。

その両方を視野に入れて、考えていくときに、香道御家流大枝流の「お香の会」では、

たくさんの示唆を得ることが出来る、と自負しております。

ご参加いただいた方のご感想の中で多いことの一つが、

「日本文化の幅の広いこと、奥の深いことを感じられました」というものです。

そうなんです。

「日本文化は幅が広くて、奥が深い」のです。

しかも、染織などの文化では、「中国八千年」の染織品そのものが、日本で保存され、日本で、技術的に再現が可能です。

旧石器時代から、現代まで、ひと続きの国です。

こんな国は、「世界広しと言えど、他には無い!」

と自負しております。

日本は、政権の移動があっても、支配する民族が変わることがありませんでした。

そのことの恩恵を、受けることが出来る国です。

「文化の引き出し」の多くて、奥が深い国です。

香道御家流大枝流では、意識して、今のリーダー・次のリーダーの方たちに、ご参加をお誘いしております。

「リーダーが大事」は、今回の「ワールドベースボールクラシックWBC」の栗山監督の存在を見ても、お分かりいただけると、思います。

市民の中には、優秀な方が、たくさんおります。

優秀な市民を生かせるリーダーが、余りにも少なすぎる、

と考えております。

日本という国を耕し、

その肥沃な大地に、

「お香の会」にご参加いただいた方・リーダーの方の

お一人お一人に、ご自身がお花になって、

美しいお花を咲かせてほしいのです。

美しいお花に、蝶や蜂が集まるように、

人々の集う、活気ある

町・職場・組織・家庭を作って頂きたい

と、願って活動を進めております。

この文章をお読みいただいた「あなた」からのご意見を伺いたいのです。

「お香の会」へのご参加をお待ちしております。

さまざまの学びの「コース」を夏からスタートさせようとしております。

よろしくお願いいたします。